わずかな短期間だけ車を借りたい方に向けて、3ヶ月契約のカーリースについてご紹介していきます。
「3ヶ月だけカーリースで車を借りたい…」と思ったとき、手続きの方法やお得さがわからない方もいるのではないでしょうか?
短い期間でもカーリースは非常にお得で便利なものです。
そこで今回の記事では、3ヶ月契約のカーリースについて、メリット・デメリットや利用の流れ、費用の相場について解説します。
新車納車までの間だけカーリースを利用したいと考えている方などにとって、役立つ記事となるはずです。
カーリースでは3ヶ月契約が可能です。
一般的には3年以上など長期的なリース契約が結ばれます。
3年・5年・7年など、3年以上の2年単位で契約されることが基本です。
そのため短期間だけ車が必要な場合は、レンタカーの利用を考える方も多いでしょう。
しかしカーリースには長期カーリースと短期カーリースの2種類があり、短期カーリースであれば1ヶ月単位での契約も受け付けてもらえます。
もちろんカーリース会社によっては、3ヶ月間のみの契約も可能です。
一般的な3年以上の契約であれば、途中で解約した際に「違約金」が必要です。
違約金が発生すれば、元の契約金額よりも高くなってしまうかもしれません。
しかし短期カーリースなら3ヶ月間のみの契約で、必要なときに、必要なだけ車を利用できます。
3ヶ月もかからず車が必要であるなら、1ヶ月単位での契約もできます。
新車の納期待ちの間だけ、車が必要となった場合などにも便利に活用できるでしょう。
もし3ヶ月間だけ車が必要となった場合、カーリースは便利な選択肢となるはずです。
それでは3か月契約でカーリースを利用するメリットについて見ていきましょう。
3ヶ月間の車の利用であれば、レンタカーを利用すれば良いと思われる方もいるかもしれません。
しかし短期カーリースには、レンタカーにはないさまざまなサービスがあります。
またレンタカーに比べて、コストを削減できることも大きなメリットのひとつです。
どちらにしようか迷われているなら、3ヶ月契約カーリースにおける次のようなメリットを見てみてください。
最大のメリットは、車が必要になったときだけ手軽に利用できることです。
たとえば出張中だけ、旅行中だけなど、限られた期間内で車が必要になったときに重宝します。
3ヶ月間のために車を購入するのは現実的ではありません。
車を購入するには初期費用が必要で、購入や売却のための手続きも必要となります。
カーリースであれば短期間だけリース契約を結べるため、購入のための手続きは不要です。
簡単な手続きのみで車を利用し始められます。
また車が不要になったときの売却手続きも必要ないため、手軽に必要なときだけ車を利用できるようになります。
短期カーリースとは面倒な手続きや初期費用をかけずに、必要なときだけ車を利用できる方法です。
続いてご紹介するメリットは、自家用ナンバーを使用できることです。
レンタカーは利用者がそのまま車を盗んでしまわないように、「わ」「れ」など、貸出用の車両ナンバーが使われています。
そのためレンタカーであることが周囲からわかってしまうものです。
しかしカーリースの車には自家用ナンバーがつけられています。
カーリースの会社が車の所有権を持っているものの、長期にわたり1人の利用者に貸し出す仕組みです。短期間で複数の人に利用されるレンタカーとは、根本的に違います。
そのためカーリースでは自家用ナンバーが採用されており、ナンバーだけを見れば一般的な自家用車と区別がつきません。
もし車を借りていると知られたくない場合、自家用ナンバーを使えるカーリースに大きなメリットを感じられるでしょう。
3ヶ月契約カーリースのメリットとして最後にご紹介するのは、コストを抑えられることです。
車を用意できる他の手段に比べて、短期カーリースは低コストとなることが特徴です。
コストの一例を見てみましょう。
【コストの例】
3ヶ月間だけ車を使って手放すことを考えると、カーリース3ヶ月契約が圧倒的に費用を抑えられることがおわかりいただけるでしょう。
レンタカーはもともと短時間だけの車レンタルを目的としたサービスです。
そのため3ヶ月などの長期レンタルになると、カーリースよりも料金が割高になる傾向があります。
車を購入する方法もありますが、新車ではカーリース3ヶ月契約の料金より大幅に高くなるはずです。
中古車購入でも同様の結果となることが多く、短期間だけの使用であればカーリース利用によってコストが抑えられます。
コスト面を考えると、3ヶ月ほどの短期間のために車を購入するのは現実的ではありません。
しかしレンタカーでは割高になるため、短期カーリースが最も良い選択肢と言えるでしょう。
カーリースを3ヶ月契約で利用することにはメリットもありますが、同時にデメリットもあります。
メリット・デメリットの両方を知って、最も良いと思われる判断をすることが大切です。
それではカーリース3ヶ月契約のデメリットについて見ていきましょう。
まずは手続きに時間がかかることがデメリットとしてあげられます。
一般的に納車まで2~4週間程度の期間がかかるため、すぐに車を使いたい方には向いていません。
納車までに時間がかかる理由は、カーリースを利用するには最初に審査が必要となるためです。
車庫証明などの書類を提出しなければならず、手続きに手間と時間がかかるでしょう。
必要書類を確認してから手続きをし、その後の納車となるため、車を使えるようになるまで時間がかかることは否めません。
長期的なカーリースに比べると納車までの期間は短い傾向です。
しかしレンタカー利用時よりも手続きに時間がかかることを意識し、早めに契約しておくようにしてください。
3ヶ月間でカーリースの契約を結ぶと、基本的に契約中の解約はできません。
3か月間、ずっと契約が継続されることになります。
契約期間中の解約が可能となっている業者もありますが、最短でも1ヶ月間の契約を解約の条件とすることがほとんどです。
もし「3ヶ月使う予定だったけれど不要になった」との場合、最短でも1ヶ月間の料金を支払わなければならないことが多いでしょう。
それでも最初の契約よりも短い期間で解約する場合は、違約金が必要となることがほとんどです。
もし3ヶ月よりも短い期間で車を使わなくなる予定があるなら、違約金や余分なコストを支払う可能性を考慮しておいてください。
3ヶ月契約などの短期カーリースでは中古車の提供が基本となり、選べる車種が限られることもデメリットのひとつです。
長期的なカーリースであれば、自分の好みの車種を指定して新車を用意してもらった上でリース契約を結べます。
しかし短期契約では中古車の中から選ぶことが一般的であり、好みでない車種に乗らなければならないかもしれません。
つまりカーリースの「新車の中から好きな車種を選べる」メリットが失われてしまいます。
車を利用できるならどのような車種でも良いという方であれば、それほどのデメリットとはならないでしょう。
しかし好みの車種を指定したい方にとって、3ヶ月契約の短期カーリースはデメリットが大きいと感じられるはずです。
3ヶ月契約のカーリースについて、メリットやデメリットをご紹介してきました。
続いては、カーリースを利用したいと思っている方に向けて、費用の内訳を解説していきます。
カーリースの料金設定には「残価設定あり」「残価設定なし」の2つのプランがあるのが一般的です。
「残価設定あり」では車が返却されたときの価値を予測した上で、残ると思われる価値を車両本体価格から差し引き価格設定を行います。
対して残価設定がない契約では、契約満了時に車がカーリース利用者のものになります。
車を返却する必要はなく、ローンを支払っているような感覚でカーリースを利用できるでしょう。
「残価設定なし」のプランは、「残価設定あり」に比べて料金が高くなることが特徴となります。
しかし一般的なのは「残価設定あり」のカーリースです。
そのため今回の記事では、「残価設定あり」の契約タイプについて費用を解説します。
3ヶ月契約のカーリースの定額料金には、次のようなものが含まれているのが一般的です。
車両準備費用とは、貸し出す車にかかる整備や車検のための費用です。
定額料金の中に含まれていることもありますが、リース会社によっては車両準備費用として別途請求されることもあります。
3ヶ月の短期カーリースであっても、車の安全のために整備・車検は行われるものです。
整備・車検のための費用を利用者に負担してもらうためのものが、車両準備費用となります。
整備や点検が適切にされていない車をリースするのは、利用する側としても不安なものです。
そのため利用者から車両準備費用としてメンテナンス費用や法定12ヶ月点検費用、各種修理費用などを徴収します。
そして整備や点検が万全な状態にしてから、次の利用者とリース契約を結ぶ仕組みです。
車両準備費用とは安全に走行できる車を借りるために必要な費用と言えるでしょう。
カーリースの定額料金の中には、「車両敷金(保証金)」と呼ばれる費用も含まれています。
車両敷金(保証金)とは名前の通り、車の担保金です。
もしカーリース契約中に車の現状を維持したまま返却できなくなった場合に備えて、カーリース会社は担保金を設定しています。
事故などで車に損傷が起きた場合や、改造されて復元しなくてはならなくなった場合のための保証金です。
契約時に支払うのが一般的であり、契約内容によっては数万円になることもあります。
一例として「ニコリース」ではリース料金を一括前納で支払う場合、車両敷金として50,000円を預かるとしています。
クレジットカード払いの場合は、車両敷金の預かりは不要です。
しかし車をそのまま返却できた場合、契約終了時には返金されます。
つまり車両敷金(保証金)は賃貸物件の敷金のように、使われなければ返ってくる費用となります。
カーリース料金の中に含まれて入るものの、何もなければ最終的に返金されるため、純粋なコストではありません。
カーリースで契約した車を、店舗以外で納車する場合にかかる費用のことです。
たとえば車を自宅まで持ってきてもらい、自宅にて納車を済ませるなどの例が代表となるでしょう。
もし店舗での引き渡しであれば請求されない費用です。
納車費用は店舗からの距離によって変わる可能性が高く、かかる金額は一概には言えません。
しかし一般的には5,000~30,000円が相場です。
店舗から30分程度の距離への納車であれば10,000円程度となることもあります。
2時間以内の場所への納品の場合は、30,000円程度が相場です。
納車費用は利用する方の状況によって変わります。
しかし場合によっては、カーリース利用料金の中に納車費用が含まれるかもしれないことを知っておいてください。
車庫証明取得代行費用とは、3ヶ月契約のカーリースにおいて、車庫証明を代行してもらうためにかかる費用です。
車庫証明は、借りた車を保管しておく場所が確保できていると証明するための書類のことを指します。
カーリースを利用するには、車庫証明書がなければなりません。
取得するには警察署で申請を行い、ご自身で申請を行う必要があります。
しかし車庫証明を利用者自身で取得するのが難しいケースもあるでしょう。
取得はカーリース会社に代行を依頼できますが、代行には車庫証明取得代行費用と呼ばれる費用が必要です。
費用はカーリース会社によって変わります。
一般的には15,000~20,000円が目安です。
もし車庫証明の取得が難しいようなら、車庫証明取得代行費用を支払って代行してもらいましょう。
車をリース契約するときにオプションを利用するなら、オプション費用も支払わなければなりません。
カーリース会社の中には、便利に車を利用できるように「オプション」を準備していることがあります。
オプションとは車のメンテナンスサポートやドライブレコーダー・カーナビの設置などです。
車検を受ける際の費用や、消耗品を交換するための費用をオプションとして設定できることもあります。
車のメンテナンスには1回あたり高額な費用がかかることも少なくありません。
少額のオプション費用でメンテナンスサポートを受けられる場合、オプションをつける意義は大きいと考えられます。
ただし内容はカーリース会社によって違うので、オプションを比較してから利用するカーリース会社を選ぶのもひとつの方法でしょう。
カーリース会社によっては、契約満了時に車がもらえる月額オプションを設定していることもあります。
オプションが不要であればもちろん支払う必要のないコストです。
しかしオプションを利用した場合、基本料金にプラスされるためあらかじめ予算とともに検討しておいてください。
カーリースの契約をすると、自賠責保険料も含まれた料金が請求されます。
自賠責保険とは、事故による損害から加害者を救済するための保険のことです[1]。
車を所有している限り、必ず加入しなければなりません[1]。
もし交通事故を起こした場合、加害者には大きな負担がかかります。
もし事故の被害者が死亡してしまったり、後遺症が残る状態になってしまったりすれば、高額な賠償金を支払わなければなりません。
そこで自賠責保険では、自動車損害賠償保障法にもとづいて人身事故による損害を補填します。
自賠責保険に加入していない状態で車を運転することは違法であるため、カーリースの料金の中にもしっかりと含まれています。
しかし自賠責保険は人身事故のみをカバーする保険です。
物損事故は対象外となります[1]。
そのため物損事故による賠償もカバーしたい場合は、次で解説する「任意保険料」を支払って、任意保険に加入してください。
ほとんどのカーリース会社では、料金の中に任意保険料は含まれていません。
しかしオプションとして任意保険をつけられることもあり、つけた場合は料金の支払いが必要です。
ちなみに3ヶ月契約のカーリース契約であれば、基本的に自賠責保険料は含まれています。
自賠責保険だけでなく任意保険もつけたいなら、あらかじめカーリース会社に相談してください。
もし取り扱いがあるようなら、料金を支払えば任意保険もつけてもらえるでしょう。
ただしカーリース会社にて取り扱いがないことも少なくありません。
取り扱いがない場合は、ご自身で好みの保険会社にて任意保険に加入して、別途料金を支払う必要があります。
任意保険はもしもの事故の際に強い味方となるため、カーリースをするならぜひ検討しておきたいものです。
それでは最後に、これから3ヶ月契約でカーリースを利用したいと考えている方に向けて、利用の流れをご紹介します。
カーリースの利用が初めての方は、次の3つの手順を参考にしてスムーズに車が借りられるようにしてください。
3ヶ月間のカーリースを利用するなら、まずは希望する車種を決めて申込みを行うことから始めます。
利用手順において、最も慎重になりたいのが申し込みまでのステップです。
公式サイトに掲載されている車種の中から希望のものを選び、見積もりを依頼し、審査の申込みをしましょう。
大切なステップなので、それぞれの段階ごとに詳しく解説していきます。
カーリースを利用するなら、まずは希望する車種を決めたらカーリース会社に申し込みを行いましょう。
車種の制限はカーリース会社の公式ホームページや店舗などで確認できます。
3ヶ月前後の短期カーリースであれば、新車ではなく中古車をリース契約することになるのが一般的です。
中古カーリースであれば、在庫がある車の中からしか選べません。
もし希望の車種がなければ、メーカーやボディサイズ、価格などを指定して車種を選べるカーリース会社もあります。
用途にあった車種を選ぶようにしてください。
またオプションを希望する場合は、車種を決める段階で一緒に決めておきましょう。
見積金額に影響するため、最初に決めておくようにしてください。
希望する車種が決まったら、料金確認のために見積もりを依頼します。
車種や車のグレード、契約内容によって金額が変わることがあるため、見積もりは必ず確認してください。
見積もりはオンライン上からできる場合がほとんどです。
料金のシミュレーションができる機能が備わっているカーリース会社のサイトもあります。
見積もり金額に納得できた場合は、リース契約のための審査を申し込みましょう。
カーリースを利用するには審査に通過する必要があります。
ただ審査の申込みと言っても、難しい手続きは不要です。
氏名や連絡先を入力するだけで良く、審査の申込みは5分程度で完了します。
審査の申込みを行ったら、カーリース会社からの返答があるまで待ってください。
無事に審査に通過できたら、カーリースの3ヶ月契約のための手続きを行う段階へと進みます。
契約手続きの前に、希望した車種と間違いがないか、オプションプランは正しく設定されているかを確認してください。
内容が正しければ、申込みのための書類に必要事項を記入します。
なお契約の手続きはサポートデスクによる電話だけで行われることもあります。
店舗ではなく電話で契約手続きが行われる場合は、契約書類が自宅へと郵送されてくるはずです。
内容をよく確認し、疑問点や不安点があればサポートデスクへと問い合わせるようにしましょう。
いずれの場合でも、カーリース契約のために本人確認書類・車庫証明書が必要です。
必要書類は契約手続きの中で案内されるでしょうから、しっかりと確認して必要な書類も揃えておいてください。
すべてがそろったら、いよいよカーリースの納車へと進みます。
3ヶ月間のカーリース契約手続きが終わったら、納車をしてもらいます。
納車スケジュールは、契約手続きが完了してから2~4週間後です。
納車に都合の良い日程に納車日を設定できるため、希望日があれば伝えておきましょう。
リース契約した車は、希望した日程・場所に納車されます。
ただし店舗以外で納車となる場合、先に解説したように「納車費用」が必要です。
もしカーリース会社の店舗まで行けるなら、ご自身で車を取りに行ったほうがかかる費用を削減できます。
納車が終われば、契約満了までご自身の車のように使えます。
契約満了期間が訪れたら、カーリース会社に車を返却してください。
以上でカーリースの契約手続きは完了です。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、3ヶ月契約のカーリースについてご理解いただけたと思います。
一般的にカーリースは3年以上の契約となりますが、3ヶ月間などの短期契約も可能です。
車を購入したりレンタカーを利用したりするよりも手間やコストがかからず、手軽に短期間だけ車を使いたい方に最適な方法となります。
「ニコリース」ではさらに短く、最短1ヶ月からのカーリース契約にも対応しています。
たとえば新車を購入して納車までの間に車を利用したい方の要望にも応えられるはずです。
コストをかけずに車を利用したい方は、ぜひご検討ください。
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